KANSAI 2024

G . 未来スクールの挑戦 〜中学校と地域の連携による持続可能な探求型教育プログラムの構築〜

地元40代経営者が中心となり中学校へ出前授業を行う未来スクールをここ10年続けてきました。今年度は和歌山市内6校中学2年生約890名へ延べ57社で届けました。生徒達がなりたい大人像を自分たちのまちから見つける事、和歌山で働く事の可能性等を伝えており、学校とのプログラム開発も進め、年々開催依頼が増えています。現在は運営費用は全て民間の寄付で支えられています。また未来スクールをモデルとした県域のキャリア教育の展開について行政との協働による検討が始まりました。私もこれまでENGINE「繋がり一歩踏み出す」を繰り返してきました。皆様との対話から私も学びを得て、次のENGINEへの力とする事を楽しみにしています。


山本 理恵さん
学校法人山本学園IB W美容専門学校 副理事長
未来スクール代表
一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会認定 キャリア教育コーディネーター
和歌山県・未来創造プラットフォーム 地方創生ワーキングチーム サブリーダー

退学率20%の美容専門学校において退学者0をめざし5年かけて達成。学生が近い将来のなりたい具体像を描けるキャリア教育を積極的に取り入れる事で、全員卒業が当たり前の学校へと変革。その経験から、もっと早い段階で全ての子ども達へのキャリア教育の必要性を強く感じ、2014年に未来スクールを発足。現在は主に中学校でのキャリア教育推進を行い、今年度は和歌山市立6校約890名を対象に実施。次は、「将来何をしたいか分からない」「和歌山何もない、とりあえず出たい」という子ども達を0にしたい。現在、地方創生をテーマとした和歌山県ワーキングチームの一人としてキャリア教育をテーマに新たな仕組みづくりに取り組んでいる。