KANSAI 2024

A . 地域に根ざしたキャリア教育の仕組みづくり〜区長としての挑戦〜

みなさんが子どもの時に関わった大人で、「仕事」のイメージを広げてくれた人はいますか?学校と家とネットで出会う大人だけでなく、地域にいる「カッコいい大人」に出会う機会を作ることで「この町で大人になりたい」と思う子どもが育つと考え、まちづくりの観点からも産官学+地域連携でキャリア教育に取り組んでいます。職業のリアルと学習内容がつながる工夫をしながら、大阪市生野区・港区の区長としていろんな企業や地域人材と連携してきました。AIの普及、空前の人手不足、働き方改革など仕事のあり方も大きく変わる中、子どもの可能性を広げるキャリア教育について、教育関係者・企業や地域活動をされている方と一緒に考えたいです。


山口 照美さん
大阪市 港区長

1973年生まれ、同志社大学文学部卒。塾の国語教師からキャリアをスタートさせ、28歳で独立して映像関連および広報代行会社を起業。並行して教育ジャーナリストとして「経済格差を教育格差にしない」をテーマに情報発信に取り組む。平成25年、公募で大阪市立敷津小学校の民間人校長となり、教育委員会首席指導主事を経て平成28年より生野区長。5年の任期を経て再度の公募で令和4年より港区長となる。区長として「カッコいい大人に出会う」ことを目標に、産官学+地域連携のキャリア教育に取り組む。著書『企画のネタ帳』(CCCメディアハウス)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)など。X・インスタ・note:「山口照美」で検索