NAGOYA 2024
G . 外から見える理想の日本~ブラジル人教師・ロド先生の格闘と夢~
ブラジルで生まれ育ち、10歳で初めて来日し日本にとどまりました。日本人や日本社会を知れば知るほど惚れ、そして落胆しました。大病をきっかけに教師を目指し、学校現場の中から日本社会を変えようとしています。先の分からないこの世の中でどんな力が必要で、学校にできることは何か。マイノリティとしての立場でありながら、日本の主役となる人財を育てている外国生まれの教師です。当日は、外国の価値観を併せ持つ身だからこそ見える「客席」からの日本を語ります。
伊木 ロドリゴさん
豊橋市立東陽中学校 教諭
1986年ブラジル生まれ。父親の会社の倒産から貧しい生活を強いられた1996年、小4で家族と来日し、日本語をゼロから学ぶ。小5でいじめや不登校を経験し、中学校時代の恩師との出会いにより夢や希望を持ち、高校へ進学。大病による入院の末、プロサッカー選手を断念。大学へ進学し、教員採用試験に合格し、初のブラジル人教師となり、最幸(さいこう)な人生を歩めるように、と生徒たちに様々な視点からの見方を日々伝えている。