NAGOYA 2025
【基調講演】

小塩 真司さん

【基調講演タイトル】
よりよく生きるためのレジリエンス —立ち直りにつながる心—

レジリエンスというのは、困難な状況に陥って一時的に落ち込みを経験しても、そこから回復する結果、プロセス、回復の要因のことを指します。困難な状況は心理的な問題を引き起こすと考えがちですが、必ずしもそうではありません。そこからうまく回復するコツはあるのでしょうか。また、教育現場や子どもに関わる場面等では、どのような支援を行っていくことが有効なのでしょうか。皆さんと考えていくことができればと思います。

【プロフィール】
早稲田大学文学学術院 教授

愛知県一宮市出身。
2000年名古屋大学大学院教育学研究科博士課程後期課程修了。
中部大学を経て2012年より早稲田大学文学学術院准教授、2014年より同教授。
専門はパーソナリティ心理学、発達心理学。『レジリエンスの心理学:社会をよりよく生きるために』(金子書房,2021年)、『非認知能力:概念・測定と教育の可能性』(北大路書房,2021年)、『「性格が悪い」とはどういうことか——ダークサイドの心理学』(筑摩書房,2024年)など多数。