NAGOYA 2025

H . 「社会に参画すること」と「よりよく生きること」

社会をより良くすることと自分の人生を幸せにすることは、どのように結びつけられるでしょうか。教育現場で社会参画が推進される時、教育者の意図にかかわらず滅私奉公のような形態に陥ったり、集団の同調圧力が個人の意志を抑え込んだりしてしまうことがあります。この落とし穴に嵌まらないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。「社会に参画すること」と「よりよく生きること」の結びつけ方の一例を実践報告で提示しつつ、新たな結びつけ方を参加者の方々と共に考えていきます。


川中 大輔さん
シチズンシップ共育企画 代表
関西学院大学 専任講師

1980年、神戸生まれ。青少年支援や環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。全国各地で市民教育や若者の参加、協働まちづくりやNPOマネジメントのワークショップを担当している。(財)大学コンソーシアム京都研究主幹、立命館大学共通教育推進機構嘱託講師(サービスラーニング担当)、龍谷大学社会学部講師・准教授を経て、2025年から関西学院大学人間福祉学部社会起業学科専任教員。日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)事務局、NPO法人わかもののまち理事なども務める。近著に『民主的社会をつくるシティズンシップ教育』(ナカニシヤ出版, 2025年近刊, 共編著),『新・学生のためのボランティア論』(大阪ボランティア協会, 2025年, 共編著)、『コミュニティ・デザイン新論』(さいはて社, 2024年, 共編著)ほか。