KANSAI 2025

F . 印刷会社社員が教育NPOを立ち上げた理由とみらいずworksが描く未来

20代の頃、希望を抱いて入社した会社を辞めていく後輩、病んでいく若者を間近で見て「日本の教育、どうにかしなくちゃ!」と決意。プライベートでプロジェクトを立ち上げたり、会社員として印刷物と連動した学校支援事業を始めたりする模索を経て、30歳を機にみらいずworksを立ち上げました。それから13年がたち、課題解決型職場体験や探究学習など、子どもたちが地域や社会とつながりながら、子どもたちの主体性や意志が大事にされる授業づくりやそれが継続する仕組みづくりに取り組んできました。今回は、みらいずworksを立ち上げたからこそ見えてきた成果や課題、苦労話などを赤裸々に語りたいと思います。


小見 まいこさん
特定非営利活動法人 みらいずworks 代表理事

新潟市生まれ。大学は社会教育・生涯学習を専攻。現在は大学院の後期博士課程で、キャリア教育を専攻中。 大学卒業後、印刷会社で人財育成に携わり、2009年に「学校にファシリテーション、ファシリテーショングラフィックを導入するプロジェクト」を開始、その後「にいがたファシリテーション授業研究会」へと発展。 同時期子どもと社会をつなぎ、子どものみらいづくりを後押しするキャリア教育の支援を始める。日本の、新潟の教育と本気で向き合いたいと、2012年4月に「みらいずworks」を設立した。その後2016年にNPO法人となる。 2018年より、文部科学省「CSマイスター」として、県内外のコミュニティ・スクールの運営支援に関わる。対立や競争から、協働や共創に向けた場づくり・仕組みづくりに邁進する。認定キャリア教育コーディネーター。 2024年〜中央教育審議会 臨時委員(生涯学習分科会)。