KANSAI 2025
A . 立場の垣根を越えて正解のない問いを考える ~キャリア教育の視点を共通項に学校現場と教育行政を捉えなおす~
「キャリア教育」という言葉を聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?本分科会では、わかるようではっきりしないこの言葉をキーワードに学校、教育委員会で仕事をしてきた私が何を軸にどのように考えてきたかを御紹介します。その中で御参加の皆さんと「わからないなり」のイメージを共有し、子どもたちにどのような教育が必要で、どのようなことができるのかを考えていければと思っています。当然、教育は学校だけが担うものではありません。学校現場の先生方はもちろんのこと、社会の一線で活躍されている皆さんの御見識を共有いただき学んでいければ幸いです。
菊井 雅志さん
京都府教育庁指導部学校教育課 総括指導主事
1973年生まれ。大学卒業後、京都府立高等学校、京都府内中学校の講師として勤務。その後、中学校社会科教諭として採用され、京都府内中学校教諭、京都府教育委員会指導主事、中学校教頭、令和6年4月より現職。「子どもたちの将来にどうコミットするか」を主題に教育活動を展開している。NITSが主催する「キャリア教育指導者養成研修」に参加した際、自分のやろうと思っていたこととの共通項が多いと感じ、その視点を持った教育の充実のために私設の「京都キャリア教育研究会」を立ち上げ、10年余り活動を続けている。