KANSAI 2025

E . 楽しいから学ぶんだ! ~高校の探究学習の実践と見えてきた本質~

「教育って本当にエキサイティングで創造的な活動なんだ」と当たり前のことですが最近になって再認識しています。子どもたちから湧いてくる「わー」とか「すごい」とか心からのwonderを大切に、共感したり、自分を揺さぶったり、また、その可能性の卵みたいなものを生かしていくための教育を、教員はもちろん、地域の方や生徒や保護者の皆さんで語り合い、創造していく中で学ばせていただいています。若狭高校は、宇宙食の鯖の缶詰や海外高校との共同研究など地域資源を生かした生徒の研究活動でニュースに取り上げていただいていますが、実はその裏(表かも)には、学校改革、特にカリキュラム・マネジメントの土台があります。楽しいから学ぶんだ!を学校全体で実践するにはどのような取り組みがあったのか?生徒も先生も地域にとっても主体性を引き出すためのカリキュラムをどう模索してきたのか?本校のカリキュラム・マネジメント実践のポイントを共有していきたいと思います。お気軽にご参加ください。


小坂 康之さん
福井県立若狭高等学校 海洋科学科教諭(スーパーサイエンススクール研究部部長)

「楽しいから学ぶんだ!」をモットーに、海の教育や探究的な学習に取り組む。昨年までは進路部長として探究とキャリアの接続に従事、現在SSH研究部部長。
著書に「さばの缶づめ、宇宙へいく」「宇宙食になったサバ缶」。高校の実践的な学習を通して、地域の食材を活かした宇宙食開発という夢を叶えたストーリーを綴っている。
文部科学省優秀教職員、福井県授業名人、優秀教員表彰受賞。