KANSAI 2025

D . 学校が果たす役割とこれから求められる変化 〜教員・校長・教育委員会を経験して感じていること~

日本の学校教育は、全国どこへ行っても一定水準の教育が保障され、国際的にも高く評価されています。これは国の制度でそうなっているというよりも、日々子どもたちと向き合っている現場の学校の先生の献身的な努力の結果だと思っています。だから先生方は誇りを持っています。その大前提を大切にしながら、学校とは何か?どう進化すべきなのか?をみなさんと一緒に考えたいと思っています。


大泉 志保さん
奈良県三宅町 教育長

大阪府公立中学校校長を歴任後、現在は三宅町の教育行政を担う。
「学校には学校でしかできないことがある」「学校はたまたま乗った電車と同じ。そこでどう折り合いをつける?」をモットーに、生徒と向き合い、学校をオープンな場に。校長室のドアをいつも開放し、生徒たちとの対話を通じ、学校生活を共に考え、共に歩むことを大切にしてきた。
現在は、三宅町の教育大綱を子どもたちと一緒に策定するなど、地域の子どもたちのために、教育の新たな可能性を模索し続けている。